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デカール

いよいよ大詰めに入ってきました。 機体にデカールを貼ります。 このキットに入っているデカールは驚くほど品質の良いものです。 説明書の指示どおりに貼れば問題無いのですが、機種部のラインは貼る順番に注意が必要です。

まずレドーム部を垂直方向に走るライン(62)を貼ります。 長さに殆ど余裕がないので、左右で高さが違わないように気をつけてください。 アンチグレア部(59)を貼ります。 先に貼ったラインの上端に被せるように貼ります。

計器版もデカールで再現されます。 計器版には仔細なモールドが施されていますので、塗装で表現することも可能ですが、1/72というスケールを考慮してデカールを使用します。これだけ細かい凹凸のある面にデカールを貼るのは難しいのですが、次のようにすると、上手くいきました。 まず、デカールをコンソールのパネルラインで切り分けます。 中央のマルチファンクションディスプレイ部 コンソール左・同中央・同右そして左右バックミラーという感じです。 これらを一つ一つ所定の位置に置くように貼ります。 一つ貼ってはマークソフターを数滴垂らします。 くれぐれもマークソフターをつけ過ぎないように! しわしわになってしまいますからね。 しばらくするとデカールがパネルの凹凸に見事にくいつきます。 これを切り分けたデカールを貼り終わるまで繰り返します。

ラインのデカールも貼るのが難しい部分です。 綺麗な直線が出ていないとものすごくみっともないものです。 表面のパネルラインやリベット等のモールドをガイドにして、真っ直ぐ貼ります。 翼の場合、位置が決まったらそのままにしておけばいいです。 モールドになじませるために、マークソフーター等を使いたくなるところですが、ここは我慢します。 しばらくすると、モールドに吸い付くように定着します。 NO STEPのデカールは貼るのが大変ですし、このスケールで必要かどうかは個人の好みによりますが、貼る際には、向きに注意してください。

主翼の着陸灯、編隊灯をはじめ、ギアベーンのライト等クリアパーツを装着する部分は銀色で塗るか、アルミ箔を仕込みます。 写真はアルミ箔を採用しました。 クリアパーツはエアブラシで塗装するのが基本ですが、1/72クラスの飛行機の編隊灯程度の大きさのパーツでしたら筆塗りでも問題は無いでしょう。 このキットのクリアパーツは合いが良いので、ランナー上で塗装→切り出し→接着という手順で問題ありません。

ほとんどのデカールを貼り終わりました。 この段階で、尾翼ユニットを組み立てます。垂直尾翼は角度があるので、瞬間接着剤で接着します。 少量の瞬間接着剤を一旦爪楊枝にうけて、それを垂直尾翼の接合ピンに塗った後、慎重に基部(C1)と組み合わせます。 このあたりの作業は写真に撮っておきたかったのですが、自分が作業中は写真がうつせないもので。 

組み立て

一気に飛行機の形にもっていきたいところですが、先にランディング・ギア部を組んでおきます。 細く小さいパーツの集合体なので、ピンセットを用いて組み上げます。 接着は垂直尾翼同様、瞬間接着剤を爪楊枝で受けて、接合ピンに塗るという方法で行ないました。 接着面積が少ないので、通常の接着剤を用いるよりも、少量の瞬間接着剤でがっちりつけていくようにしたほうが良いと判断しました。 複雑な分割のドアはパーツの位置をきちんと確認してから接着します。

完成

完成した各ユニットを組み合わせて、いよいよロールアウトです。 お疲れ様でした。

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