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塗装

基本色で塗装した機種ブロックVF-1は架空戦闘機なので、好きなカラーリングで仕上げれば良いと思います。 今回はSKULL中隊のCAG機、通称ロイ・フォッカー・スペシャル(以下RFS)を選択したので、素直にキットの塗装指示色をそのまま採用してみました。 RFSの場合、基本的にはMr.カラーの#316 "ホワイトFS17875" 一色ですので塗装は楽です。 エアブラシで塗装しました。 塗料とうすめ液を2:1くらいの割合でまぜたものを、1.0Kgf/cm3程度の圧力で吹きます。 エアブラシングに適した塗料の濃度については、塗料の濃度を濃いめ→薄めの方向で調節して、適当な濃度を見つけ出すのが良いでしょう。 その際、塗料のビンの中にいきないりうすめ液をドボドボ入れるようなことはせず、塗料用のスペアーボトル(\60程で売っています)に塗料を入れ、そこにうすめ液を少量ずつ加えていくと良いでしょう。 慣れると、感覚的に適当な”硬さ”というのが、わかります。 結局のところエアブラシでの塗装のKnow HowはTry and Errorで覚えるしかありません。 自分のハンドピースやコンプレッサーのクセもありますからね。 エアブラシ用の薄め液として"レベリングウスメ液"というのが出ています。 これはカーモデル等をピカピカに仕上げるために、塗装面の平滑度を高めるうすめ液です。 後でスミ入れを行なう場合はこれを使用して、一旦ピカピカに塗ります。 FS17875という色は私のイメージしていたRFSのカラーよりも、かなりアイボリー系の色でした。 TV版のRFSはグレー系で、劇場版はもっと真っ白だと記憶していたので、あれっ?・・・っと思ったのですが、もう塗ってしまったものは仕方ありません。 このまま突っ走ります。

垂直尾翼の塗装

垂直尾翼の塗り別けはデカールのみで仕上げること可能です。 しかし、垂直尾翼の面積の殆どを覆いつくような大判のデカールを貼るのは、それなりの技術がいります。 ここは、塗装で仕上げてみます。

@ベースカラーで塗装する A上端部以外をマスキング Bパーソナルカラー(#329)を塗装して Cマスキングテープをはがす
D上端部と前端部をマスキング Eグロスブラックをスプレーする Fマスキングテープをはがす G翼端灯を塗る

スミ入れ

スミ入れした機種ハセガワのVF-1シリーズの表面には仔細なモールドが施されています。 このモールドを生かす為にスミ入れをしてみます。 スミ入れには、エナメル系のつや消し黒やジャーマングレー等を用います。 エナメル塗料を"ペトロール" という油絵の具用の鉱石油でしゃぶしゃぶに薄めたものを用います。 ペトロールは画材店で手に入ります。 「無臭ペトロール」というのもありますが、こちらはスミ入れには適さないので、間違って買わないように。 スミ入れは表面が平滑であることが重要なポイントです。 面相筆に上述のスミ入れ用塗料を含ませ、モールドの上にちょんと筆の先を置きます。 面白いようにモールドの中を塗料が走って行きます。  主なパーツ 今回はつやありの塗色を選択したので問題はありませんが、つや消しの機体色の場合は、一旦クリアを吹いてピカピカに仕上げる→スミ入れをする→つや消しのクリアを吹いてツヤを整える・・・という一連の作業が必要になります。 つや消しの塗料は表面に細かい凹凸を作り光を乱反射させることで、つやが消えるのですが、この凹凸のせいでスミ入れ用の塗料がモールドの中を走りにくくなるからです。 スミ入れが終了したら、はみ出した部分をエナメルシンナーを含ませた綿棒でふき取ります。 基本パーツの塗装とスミ入れが終わりました。

細部パーツの作成

ランディング・ギアやタイヤ等の細部パーツを作成します。

tタービンブレードタービンブレードはシルバーで塗った後でスミ入れ用の塗料を上からボタボタたらしました。 これだけで、かなりの立体感がでます。
タイヤタイヤはまず、ホイル部にスミ入れを行ないます。 爪楊枝の先端をカッターで切り飛ばしたものを軸として、ホイールに差し込みます。 タイヤ部にエナメル系のつや消し黒を含ませた筆をあて、爪楊枝の軸をくるくるまわすと簡単に塗り上げることが出来ます。 少々のはみ出しは、エナメル系シンナーで拭くことでリカバリーできます。
着陸脚着陸脚とアクチュエーター等の細かいパーツはランナーを持ち手にする為に図のようにカットするとよいでしょう。 ブレーキパイプ等のディテールを浮き上がらせる為に基本色で塗装した後、スミ入れをします。 その後でエナメルのクロームシルバーで伸縮部を塗ります。
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