オレンジ色のYランナー上のパーツですが、オレンジ地にオレンジを塗っても綺麗に発色しないので、一旦足付けも兼ねてベースホワイトを塗ります。 下塗りですので、うっすらと白が載ったのが判る程度で良いです。 真っ白にしようとすると厚ぼったくなりますので。 写真ではY1とY17が写っていますが、Yランナー上の全てのパーツにこの処理を施します。
スライプナー以外のパーツは組み立て前に卵型のモールド(以下、卵と表記)を塗ります。 これは単にその方が、マスキングがしやすいからです。 頭部パーツA20,A29は塗り忘れやすいので気をつけてください。
A14,A15のマスキングが出来たら胸部を組み立てます。 A3の上にA14とA15を接着するわけですが、このとき胸の正面に接合線が現れます。 インストの正面塗装図ではこの接合線が描かれていて一見消さなくてもよさそうですが、資料本を見るとそんな線は無いので、消します。 ここは2枚折にしたサンドペーパーで研きます。

サーフェーサーを全体に吹きます。 隠蔽力の弱い黄色・オレンジ・赤と言った色ですが、これが意外なことに上から色をかけると、自己主張をします。 所謂「色浮き」という現象なのですが、例えば赤を塗装し、完全に乾燥させた後でも、上に白を塗ると赤が浮いてきて、なんとなくピンクがかった色になったりすることがあります。 とりあえずテムジンではすっきりと、ソリッドなカラーリングにしたいので、下地塗装をしてオレンジや赤を押さえ込みます。 接合線の仕上がり具合のチェックも兼ねて、クレオスのMr.サーフェーサー1000を使用しました。 サーフェーサーでも一回ではオレンジ色を抑え切れません。 実際やてみるとわかりますが、上からサーフェーサーのグレーがかかると赤っぽい色になって色浮き現象がおきます。 一度目はサーフェーサーをざっと吹いて足付けしておきます。 乾燥後にもう一度サーフェーサーを吹くと、きちんとグレーで全体が落ち着きます。 このときベースホワイト1000を使うという手もあります。 ベースホワイト1000は隠蔽力が強く、下地塗装にはもってこいなのですが、厚塗りしすぎると、乾燥後に、ひび割れ現象がおきたりします。 ちょっとクセがあるので、厚吹きせずに、薄く吹いて乾燥させるローテンションを何回か行う様に心がけてください。
胸部のマスキング写真です。 通常ですと、塗装完了後の写真からマスキングを推測してもらえば良いワケですが、ここは塗り分けのパターンが少々複雑なので、あえてマスキング状態そのものを載せることにしました。
腹部のマスキング写真です。 前側はデカールで殆どいけますが、あえて塗装にしました。 注意が必要なのは背中側です。 背中の下段側中央の盛り上がった部分はデカールが用意されていない為、塗装が必要です。 インストの三面図ではきちんと指定されていますが、工程24では、特に指示がありません。 忘れないように塗装しておきます。
スライプナーのマスキングです。 スライプナーはデカールで処理できるのですが、面積が大きいためキャラクターブルーの部分は塗装で仕上げました。 基本的にこんな作業はする必要が無いものですが、あまりに面積の大きいデカールを使用すると、その部分が他に比して浮いた印象になります。 故にこだわりたいヒトには、一つの方法として以下のようなやり方もあることを提示しておきます。 勿論スライプナー以外の場所でも同様の方法でデカールを塗装に置き換えることが出来ます。
足のマスキングです。 白の部分にマスキングをします。 オレンジ・シャインレッド・アイアンの部分はここまでの段階で既にマスキングしてあります。 どんどん上にマスクを追加する形で多色塗装のパーツは塗装します。 110キャラクターブルーを塗装した後で、更にキャラクターブルー部をマスキングしてダークブルー(FS15050)を塗装するという段取りです。