How to build a Fei-Yen with VH
build & paint

下準備が整ったところで、いよいよ塗装工程に入ります。 但しFei-Yenは殆どマスキングの必要が無いパーツ構成になっていますので、わざわざ説明が必要な場面は殆ど無いかと思います。 とっつきにくい部分が無いので初心者の方でも、綺麗に仕上げられると思います。 ぜひ塗装を楽しんでください。

膝関節の内側を黒で塗装しておきます。 E1,E2とE15,E16です。 左写真でE15,E16にマスキングしているのは、接着面に塗料が乗らない様にするためです。 当然E1,E2にも同様の処理をします。 白いパーツに黒い塗料が接合面に載った状態で接着すると表面の接合ラインに沿って黒い筋が現れることになります。 サーフェーサーで押さえ込むことも出来るわけですが、ここで一手間かけておくことで、後の処理が楽になり、結果として綺麗に仕上がります。
内側の黒塗装をした後、E1,E2にはPC-JとPC-Hを、E15,E16にはPC-Iを挟んで接着します。 肘関節の方も当然同じように処理します。
さて、ここで接着についてですが・・・あくまでも、私の考え方です・・・ポリパーツの様に荷重がかかるパーツを挟み込む場合はスチロール樹脂用溶剤系接着剤(タミヤセメント等)で接着します。 瞬間接着剤は荷重がかかった際にクラックが走ることがあるからです。 溶着させた方が荷重に対しては強いと思います。 では瞬間接着剤はどのような場面に使うかと言うと、パテ代わりにゲート跡等の小さな傷の補修をしたり、接着面に塗料が載っている小さなパーツを固定するようなときです。

充分に養生させた後、#600程度の耐水ペーパーでサンディングして接合線を消してください。 膝関節内側のブラックアウトした部分をマスキングしておきます。 私はこのような場合はMr.ペタリ(練り消しゴム)をマスクしたい部分に詰め込みます。(左写真)
いよいよ本格的な塗装フェーズに入ります。

まず、白いパーツ(A,E、K,Yランナーにある全てのパーツ)を一度に塗ります。 エプロンドレスの肩フリルE7,E8,E11,E12そして袖口のE14は裏表両方を塗る必要が有りますので注意してください。 オレンジイエローのランナー上にあるD2パーツも白で塗っておきます。
左写真の胸部パーツは首周りから背中にかけて白い部分がありますので、まず全体を白く塗ってしまいます。 今回はガイアカラーのピュアホワイトを使用しました。 非常に隠蔽力が高く、使いやすいと感じました。

マスキングが必要な部分をマスキングして、ピンク、オレンジピンク及びレッドピンクを塗ります。 ピンク系でマスキングが必要なのは左写真の胸と背中の部分と太腿、そしてレイピアの根元(K1)です。
胴体と腕、スカート及びガーター部分がオレンジピンクです。 頭部とレイピアの柄がピンクになります。
靴とレイピアの鍔(L1)はレッドピンクです。 塗装図を見ながら処理していけば、簡単ですが、思い込みで間違った色を塗っていないか、ときどきチェックします。

マスキングを剥がしてみました。 一見塗り分けが上手くいっていないようですが、境目に黒でスミ入れが入るので問題ありません。 次にクリアを吹いてピカピカにした後、スミ入れそしてデカール貼りと言う段取りです。
この後マスキングが必要なのは、スカートのフリル部D2パーツと頭部B9、膝ブロックE5くらいです。 オレンジイレローのパーツと関節色のグレーを一気に吹けば、基本塗装は完了です。

エプロンや袖口にある菱形のアクセントを筆塗りします。 5/0の面相筆ではみ出さないように細心の注意を払って塗ります。 綺麗な菱形に塗れなくても、最終的にスミ入れをすることによって輪郭が強調されるので、それほど気にする必要は有りません。
スミ入れをします。 ペトロールで溶いたエナメル塗料を使用します。 私はバーチャロンのキットでは、セミグロスブラックを使用します。 最後にコンパウンドをポリシングクロスに少量つけて拭き上げれば綺麗に仕上がります。
Decal PART1

本製品をインスト通りに完成させる場合は、デカールの貼り付けが最も難しいフェーズとなります。 上半身の殆どを覆うストライプを綺麗に繋ぐためのコツを紹介します。 また、デカールの貼り方については、インストに大変参考になる解説がありますので、そちらも良く読んでください。

まず、デカールの切り出し方です。 デカールを切り出す際は、必ずデザインナイフを用い、歯は新品を使用します。
良く模型雑誌の初心者特集号等では、「まず貼りたいデカールを大まかに切り出した後、デザインナイフで余白を慎重に切り出します」等と書いてある場合が多いです。 しかし、おおまかにでも、一度台紙から切り出してしまうと、余白を切り離す際、デカールを押さえる部分が殆ど無くなってしまい、思いの外作業がし難いものです。 バーチャロンのキットの様に台紙にデカールが密集してレイアウトされている場合は、デザインナイフでいきなりデカールのパターンぎりぎりを切ります。 デカール11,13の様に内側に切り出すべき余白がある場合は、先にそこを切除します。

まず、スカートの部分から説明します。 スカートに貼るデカール16,17,18,19はインストにも書かれているとおり、左写真の丸の位置に切り込みを入れる印がついています。 まず、台紙の状態で、この部分に先にデザインナイフで切り込みを入れておきます。 その後、余白を出来るだけ作らないように切り出しますが、まず16と18だけを切り出します。 組み合わせは17と19でも結構です。 要するに同じ方向の面に貼るものを切り出します。

まず、インストの通りにAの辺をパーツと合わせます。 またBのラインでデカール同士が接触することを念頭に置いて位置決めします。 とりあえず、デカールがパーツに乗ったものの、デカール自体の張力でCの辺はパーツから浮いた状態になると思います。 マークソフターを使用してパーツにフィットするように(図中の緑の線で)折ります。 デカールが定着しきっていない、この状態で位置の微調整をします。 Aの部分がパーツの後端に合っていれば、反対側はパーツの先端からはみ出した状態になるのが正解です。 位置が納得できたら、そのまま触らずに2、3分は放置します。 これで少し触ったくらいでは位置がずれない程度に定着したはずです。 最後にはみ出ている先端部をフロント側に折込みます。 マークソフターを使用しますが、つけすぎないのがコツです。 ソフターはビンに付属のブラシを使用ぜずに、一旦塗料皿に出して、面相筆で軽くなでるようにして塗ります。 ソフターを塗ったら、平筆でそっと押さえてやると、綺麗に仕上がります。 このとき部品を手で保持しようとすると知らず知らずのうちにデカールを触っていることがあります。 デカールが指の方にくっついてくる等の状況に陥りがちですので、パーツの保持は左側写真の様にピンセットを使用するなどして、なるべく直接手でパーツを触れないようにします。 この作業を繰り返し、まずは右側の写真の状態にします。 充分にデカールを定着させるために、半日〜1日程度養生させてから、今度は全く同じ段取りで反対側の貼り付けを行います。 養生させている間に他の部分にデカールを貼ります。 次ページに続きます。